いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

布石

昨日の午後、息子と買物をしていたとき
彼が、唐突にこう言った。
「オレが、ママと結婚するとき、きれいな指輪を
買ってあげるからね。」

まさしくこれが、男の子を持った母親の特権!!
「ママと結婚する」発言。
それだけでもう、十分うれしいのに
昨日は、指輪を買ってあげる宣言までついていた。
うれしいなあ、うれしいなあ。
それ以降、昨日は、息子が何をしても、かわいく見えた。
現金な母親である。

そして、今朝。
明け方4時頃のことである。
隣で寝ていた息子が、急にガバッと起きた。
「どうしたの??」と尋ねるも
「何でもない」と言って、また寝ようとする。

もしや!?
真っ暗な部屋の中、ふとんを手でまさぐる。
ぬっ、ぬれている~~。
普段滅多におねしょしないのに
息子は、今日おねしょしていた。

「おしっこ出ちゃったの?」と言うと
「うん、ごめんね。。。」と息子。
「いいよ、いいよ。」
昨日の、今日である。
私のご機嫌は、まだ続いていた。

今日は、とてもいい天気だったので
お布団もシーツも、よく乾いた。
ふー、よかったあ。
さっき、お布団をかたづけながら、ふと思った。
彼は、今朝のおねしょを予感していたのでは?
昨日のあの発言は
どう考えても、このための布石じゃなーい?!
何も知らず、ひとり機嫌よく過ごした私。
やられたあー。