日曜日の夜。
夕食を食べ終えると、家族みんな
暗黙の了解のように
ことを進める。
食器をかたづける私をおいて
みんな、さっさっさと
時間をおかずに、順に
お風呂をすませていく。
日曜日の夕方だから
こどもたちは、ちびまるこちゃんやサザエさんを
見たいはず。なのに、おふろを優先する。
そして、みんなお風呂を終え
こう言うのだ。
「さあ、ママ、どうぞ。」
この時間がだいたい、７時くらいである。
日曜日の夜がこのパターンになったのは
今年に入ってから。
それというのも、私が大河ドラマの「真田丸」を
見たいと言い出したからだ。
だから、日曜の夜には
わが家は、真田丸のため家族一丸となり
お風呂へと突進して行くのである。
おまけに最後に入る私の長風呂を見越して
みんなお風呂を早々と切り上げてくれるのだ。
（うー、感涙。。）
そんな思いやりリレーのバトンを
しっかと受けとった
最終走者の私は、
夜７時、お風呂に入る。
真田丸まで、まだ一時間もある。
そう、まだまだ一時間もある、、
全然、余裕じゃないか！！
そうして、この最終走者は
たびたび油断をし、
湯船でうたた寝となるのである。
気づけば、息子の声。
「真田丸、はじまるよー。。」
