いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

卑怯な自分と向き合って

最近よく、昔の自分のことを思い出す。
現れるのは、過去の卑怯な自分の行い。

なんで、あんなことしたのだろう。
なんで、あんなこと言ったのだろう。
その記憶がぐるぐると回り出し
その回転がとめられず、私はしばし落ち込む。

過去の嫌な自分の姿が、わがままとかぐうたらならば
それほど落ち込む必要がない。
逆に言えば、落ち込まないから、思い出すこともあまりない。
思い出すのは、必ず卑怯な自分の姿。
なんでこんなに思い出すのだろうかと考えてみた。
卑怯な行いが、自分の魂に深く刻まれると同時にまた
魂を深く汚してるからだろう。

自分の卑怯な姿を思い出すときは、決まっている。
誰かの卑怯な姿を見たとき
誰かの卑怯な話を聞いたとき
自分と重なって、記憶がよみがえる。

最近、卑怯な自分を思い出すことが増えたのは
とんでもない数の卑怯話が、ちまたにごろごろ転がっていて
目にしない、耳にしない日がほとんどないと言ってもいいくらいだから。
卑怯な自分と向き合うのは、卑怯なことをしたから仕方ない。
これから私にできることは、卑怯な自分の姿をもうこれ以上増やさないことだけである。