いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

風が吹けば桶屋は儲り、消費税上げて日本は沈む。

エアコンが壊れた。
それもリビングのエアコン。
我が家で一番大きなエアコン。

メーカーに修理の見積もりをお願いしたところ
12万円の見積書が提出された。
あまりのショックにしばし言葉を失った。

家庭にとって、エアコンは高額商品である。
最低でも10年、いや15年くらいがんばってもらわねばと思って
大枚をはたいて買う品物なのである。

それなのに、それなのに
このエアコン、8年しかもたなかった。
おまけに、おまけに
故障したら、メーカーから修理代12万円との見積もりを出された。
簡単に12万円とか見積もり出さないでよっていう感じである。

見積もりのうち、部品代は、わずか4万円ほど。
残りは技術料と足場代と、分けの分からない諸経費が加わって7万円ほど。
そこに、消費税約1万2千円が加算され
およそ12万円となっていた。

なんなんだ、もおおおおおおっ。
消費者泣かせにもほどがある。。。
部品代と技術料の構成もさることながら
私にふつふつと怒りが込み上げさせたのは、消費税の数字だった。

故障したエアコンは、18万円で購入した。
このときは、消費税が5パーセントの時代だったので
消費税額は9千円。
合計18万9千円を支払った。
あの頃は、消費税のことをあまり深く考えることもなかった。

そして、消費税が、10パーセントになった今
12万円ほどの修理代に1万2千円ほどの消費税を払わねばならなくなった。
この消費税のあまりもの負担感。
消費税のことを考えずして、消費などできるワケがない!!

修理代のあまりの高さに
出費は増えるものの、結局、エアコンは、買い替えることにした。
買い替えのため、我が家の虎の子を差し出した。
その額、22万円。
そして、そのうち、消費税は2万円である。

庶民の生活、2万円あれば、いろいろなことができるのだ。
こどもの塾代の2カ月分にあてられるし
我が家なら、食費の半月分である。
こどもの靴なら5足は買てあげられるだろうし
焼き肉なら2回は食べに行ける。
スシローなら、家族そろって3回は食べに行けるぞっ。

本来ならば、こうして市場に流れ
経済を動かすはずだった2万円は
消費税として政府に吸い取られ
果てには、政治家や官僚の愚策により、ドブに捨てられる事態となっている。

これって、これって、あまりにも悔しすぎるではないか。。

あまりに悔しすぎた私は、消費税をなるべく払いたくないと思った。
心底心底そう思った私は
消費税を払わないようにするためには
消費を控えようと誓った。

私の乗っている軽自動車は、購入して11年目。
一般的には買い替えの時期に当たるのかもしれないが
そんな自動車会社の手には乗るまいと心に決めた。
15年でも16年でも動く限り乗れる限り
乗ってやるわよと固く誓った。

今の掃除機は20年ものだが
まだまだ大事に使おうと決めた。

冷蔵庫や洗濯機も買い替えねばならないことになったら
高機能のものなど選ばず、シンプル機能の価格の抑えられたものを
チョイスして、支払う消費税額を抑えようと決心した。

これって、私だけじゃないと思う。
消費税が10パーセントになって
その自衛策として、まずは消費を控えることにした家庭は
日本中たくさんあるはずだ。

こうして、みんなが消費を控えたら、経済は冷え込むに決まっている。
経済が冷え込んだら、国の歳入が減るのは分かっている。

消費税増税で財政健全化とか、、トホホだよ。。