いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

氷をやめてみた

ふと、そういえば、冷蔵庫の自動製氷機って
いつから当たり前のようになってしまったのだろうと思い
この夏は、自動製氷を止めてみました。
意外に全然問題なくて、びっくりしています。

今日は、氷をやめてみた話を書きたいと思います。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

冷凍庫を開けると、当たり前のように
氷がわんさか出来上がっている。
いつのものとも知らぬ氷が
いつまでも冷凍庫の中にある。

冷蔵室の容器に水をセットさえしておけば
自動で氷が製造され
ガラガラガッタンタンと
冷凍室へ落ちていく。

昔は、製氷皿に毎回水をいれて
氷を作っていたが
自動製氷機付きの冷蔵庫は、今や標準タイプの感である。
だけど、氷って、こんなに必要だったっけ??
ふと疑問がわいた。

わいた疑問は消化しないと気が済まないので
自動製氷機能をストップしてみることにした。

すると、どうだ。
氷がなくても、全然平気。
夫がお酒を飲むための氷だけは
製氷皿で作っているが
それ以外は、ほぼ氷が必要でないことが判明した。

私たちの暮らしのなかには
油断すると、誰かの価値観が侵入してきてしまう。
よいことも悪いことも
必要なことも無駄なことも。

その時、その時、暮らしの当たり前を疑う必要があるのだと思う。
自分の暮らしが、誰かに侵入されていないか。
自分の生活に、誰かが不必要なものを持ち込ませていないか。
自分の生き方を、誰かに乗っ取られていないか。

誰かの作られた価値観の中で生きる危険が、そこかしこに転がっている。
テレビや新聞の制作者の考えが色濃い報道。
マスコミやネット上のいろいろな宣伝広告。
さまざまな機能が装備された、家電やデジタル商品をはじめとするすべての品々。

本当に自分が必要とするものを意識しなければ
私たちは、あっという間にそれらに飲み込まれてしまうのだ。

氷をやめるということは、まずはその一歩だったのだなと思うのである。