いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

ゆゆしき国家

連日、国会の会期末延長や、菅総理大臣の退陣のニュースが流れている。

そうか、この国は、法治国家であったのだなあ。
そうか、この国は、議会制民主主義の国であったのだなあ。

法で治められる、平和で民主的な国なのだなあ。
法が成立すれば、この国は何でもできるのだなあ。
法を成立させんがために、総理大臣の首などなんとでもできるのだなあ。
この国に、本物のリーダーなど必要ないのだなあ。
立派な法さえあればいいのだなあ。

けれど、その立派なはずの法は、つぎはぎだらけの政治家の手で作られるのだなあ。
その法の作成には、利権と欲望にまみれた者が関係することもあるのだなあ。
その法は、その時々で改正され、その時々で解釈が変わるのだなあ。
都合の良い法なのだなあ。

そんな法で、この国は治められているのだなあ。