いのししのひとりごと

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「だれも知らない日本国の裏帳簿」 石井紘基

 

だれも知らない日本国の裏帳簿

だれも知らない日本国の裏帳簿

  • 作者:石井 紘基
  • 発売日: 2002/01/22
  • メディア: 単行本
 

 ボロボロになったこの国の立て直し方が、ここには記されている。

しかし、もう、石井はいない。

悔しすぎる。。

 

この本が発行されたのは、2002年。

その時点で日本は、もはや死に体であった。

あれから18年。

死に体である日本の国家体制を維持するために、自民党政権が行ったことは

異次元の金融緩和だった。財投による特別会計というまやかし経済体制がすでに破綻していた日本は、日銀を巻き込むことでしかこの利権構造を維持することができなかった。

 

利権にまみれた官僚政治構造を率いてきた官僚、官僚に支配され、その甘い汁に群がる政治家、そして、その利権政治に群がる企業やマスコミ。誰も教えてくれないこの国の真実が、この本に克明に記されている。

 

データ改ざんは、安倍政権になってから始まったのではない。

一般会計と特別会計という二重財政そのものが、究極のデータ改ざんである。本書に書かれたこの国の本当のGDPの内訳を見れば、日本がいかに虚飾に満ち、改ざんにあふれた国であることがよくわかる。

この国は、資本主義国家でも、民主主義国家でもない。

官僚と政治家、特殊法人及び関係企業からなる卑劣極まりない国家体制によって国を運営しているのだ。

 

コロナ拡大のためとしか思えないGOTOキャンペーンも

この状況でも開催しようとする東京オリンピック

桜を見る会モリカケ問題も、そして菅政権誕生も、

国民からの搾取構造で出来上がったこの茶番国家にとっては、当然の出来事だったのだ。

 

あー、日本人であることが恥ずかしい。

そして、何も知らずにすっかり大人になってしまった自分が恥ずかしい。

学校教育をすべて信じていた自分が恥ずかしい。

 

しかし、恥ずかしがっていても何も始まらない。

国の裏帳簿の事実を知ったからには、自分が未来に向かってできることをやるしかない。

それは、この本に書かれた事実を、子どもたちに伝えることである。

この国に生まれ、この国で育つ子どもたちに、この国の搾取構造を教えることである。

国の現状を知らずに生きることほど、不幸なことはないのだから。