いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

主権返上

敗戦により、図らずも主権を手に入れた。

外から与えられた「主権」は、本物の「主権」となったか。

「自由」と「わがまま」をはき違えた。
「義務」を忘れ、「権利」を主張した。
「責任」を忘れ、「我欲」を肥らせた。
「理想」を忘れ、「刹那」を求めた。
「国家」を忘れ、「間違った個人主義」を追いかけた。
「プライド」を捨て、「醜い心性」を養った。

この国を預かる資格のある者はどこにいるだろう。

あの方だけが、この国に静かに祈りを捧げている。
あの方が受け継がれたDNA。
我が身をこの国に捧げる用意がいつでもある、
今、世界で一番、この国を思う方。

いっそ、この国を大切に大切にする方に、主権を返上したい。