いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

ただほど高いものはない

先月、ipodを買った。
娘用の。。

中学生になって、ipodをほしがる娘に
条件を出した。
「買ってほしいなら、学校の定期テストで1桁の順位をとってごらんよ!!
そしたら、買ったげる!!」

たいして、勉強をしない娘にとって厳しい条件のはずだった。
それが狙いでもあったのに。
しかし、彼女は、条件をクリアしてしまった。
それも2回目のテストで!

「うっそー???」
最初の中間テストで30番くらいの成績だったのに。
本当なの??
必死に食い下がり、疑う母の前に
彼女は、根拠となる成績表を勢いよく広げた。
うーーん、確かに。
それも、よりにもよって、条件ぎりぎりの9番!!
しかもしかも、主要5教科ではなく
音楽や家庭科で点数を稼いで合計点をたたき出している!!
主要5教科だけだったら絶対無理じゃないのよ!!
ああーー、「主要5教科で!!」という条件にしておけばよかったと
約束の内容の詰めの甘さを悔やんでも、後の祭り。

仕方がない、約束していたことだ。
母に二言はあるまじき。
主要5教科以外の科目が多いに貢献しているとはいえ
結果は結果だ。
しかして、彼女にipodをプレゼントすることとなった。

けれど、ただじゃ与えぬのは、親心。
使用するための条件を設けることにする。
LINEやSNSの類いは全面禁止。
今後もテストで順位をキープすること。
午後9時以降の使用禁止 などなど。
のどから手が出るほどほしかった「えさ」を前に
ぶつぶつ言いながらも、彼女は、その条件を飲むこととなった。

「ただほど高いものはない」
「時は金なり」
これって、絶対本当なんだからね!!
彼女の耳元でうるさいほどに念じながら
それを渡した。