いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

30円のちから

花粉が飛び交う季節。
わが家では、ただひとり、長男だけが花粉症。
おとといから、目の周りが腫れぼったくなり
かゆいかゆいと言い始めた。
花粉症でない私は、花粉症の息子を見ると
不憫に思えて、一年のうち、この季節になると
ことのほか、彼に甘くなってしまう。

昨日、病院で花粉症の薬をもらったあと
「好きなもの買っていいよ!!」と
近くのスーパーへ立ち寄った。
いつもなら、制限付きの買物も
こういうときは、彼の手にしたものを
ほぼ無条件に買ってあげる。
(といっても、駄菓子なのだが。。)

お菓子コーナーを物色していた息子は
「あった!!」と喜びの声を上げた。
それは、カリカリ梅。
カリカリっとした梅干しが3個入って30円。
彼の大好きな駄菓子だ。
それを手に取り、上機嫌でレジへと向かった。

そして、家へ帰り道、
息子がしみじみと言った。
「あー、僕はボクに生まれてよかったなあ。。」

30円の駄菓子で幸せの絶頂に達した息子。
その彼が発した言葉で、母も相当に幸せをもらったのである。
30円のちから、恐るべし!!