いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

ボルトのロードレース

小3の息子は、負けずぎ嫌いだ。

昨日、ご飯を食べていたとき
学校でのスポーツテストの話になった。
50メートル走のタイムが9秒2だったという。

「おっ、速い、速い!!」
3年生にしては、そのタイムは速いのか?
私は、よく分からないまま
まあ、適当に褒めた。

すると、息子は
「速くないよ、だって、8秒6の人がいたもん。」
と苦々しい顔。

一番になりたかったのだなあと思っていると
次には、こう言い出した。

「ねえ、ボルトって、50メートル走何秒かな?」

えっ、ボッ、ボルト?
あの世界記録保持者のボルトのこと?

100メートル、200メートルを走っているのは
もちろんオリンピックなんかで見たが
50メートル走はするのだろうか。。

ここは素直に、答える私。
「さあ、何秒だろうねえ、わからない。」

すると、さらに質問は続く。
「ボルトは、ロードレースは速いのかなあ?」

えっ、ロードレース?
まあ、短距離選手だけに
長距離は、それほどでもないのでは?

「うーん、きっと、長い距離は速くないんじゃない?」
と答えた途端、
息子の顔が輝いた。

「オレは、50メートル走とかより
ロードレースが得意だから
きっとボルトより速いに違いない。。
ってことは、おれは世界一だ〜〜!!」

え〜、そうきたか。
同級生との競争に負けたとならば
世界王者のボルトと
それも長距離で競おうだなんて、、
この論理の展開、大人じゃ絶対ありえない。

最近では、大人の口まねをしてみたり
自分の気持ちを言葉で表そうとする息子に
しばしば、その成長を見る思いだったけれど
オレは世界一!という
論理の飛躍に
半ばあきれ、半ば感心し
そうして、まだまだ、かわいい小学生だとしみじみ思った。。
もう少し、こうやって楽しませてほしいものだなあ。。