いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

大人だって食べたいんだ

買い物に行かなかったその日。
夕食は、冷蔵庫にある食材で
適当にまかなった。
本当に、テキトーだった。

野菜室にあった
タマネギと人参とジャガイモ。
それに前日使った豚肉の残りがあった。
コーン缶のストックもあった。
おっ、シチューのルーもある。
ということで、メインはクリームシチュー。

じゃあ、サブはどうしよう。。
キュウリにキャベツに卵。
それにお弁当用にと買っておいた
ウインナーソーセージが一袋残っていた。

キュウリとサラダを刻んで
卵焼きを作って、ウインナーをいためて
よし、これで今日はなんとかいけそうだ!!

作りながら、ふっとウインナーの袋に目がいった。
標準6本入りと書いてある。

我が家は4人家族だ。
6本のウインナーを家族4人でどう分け合おう。
第1案 6本のウインナーを半分に切って12本にして一人3本。
第2案 子ども二人に二本ずつ、大人二人に1本ずつ。
第3案 子ども二人に二本ずつ、夫に二本、私はなし。

小さなウインナーをさらに半分にするのは
なんかちょっとなあ〜
というわけで、第1案却下。
ウインナーは子どもたちが大好きだし
かといって残り二本を大の大人二人で
分け合うなんてなんかかっこわるいなあ〜
というわけで、第2案却下。

私はいい大人だし、
そんなもう、ウインナーなんて
子供騙しの食べ物
お譲りいたししますわよ、オホホホホホ。。
第3案を採用した。

ウインナーに切り目を入れようと
袋をあけたら、あれま?
標準6本入りのウインナーに
7本ウインナーが入っていた。

その瞬間、私はすごくうれしくなった。
私の心は正直だった。
やった、私も食べられる〜〜。
おばさんになったって、
まだまだウインナーは魅力的だった。

そうして、卵焼きの横に
子ども二人と夫のお皿には二本ずつ
私には一本のウインナーが添えられた。