いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

「でも」の誤用

ときどき「でも」の使い方を間違うことがある。

正しく使えば「謙遜」となるが
間違って使えば「えっ、何様?」となる。

正しく使った場合、例えば
「これは、私でも作れるよ。」といえば、
(ほら、なんつったって、こんなに不器用な私にも作れるんだから
誰でも作れるんだって、簡単なんだよ)となる。
発した本人の謙遜の気持ちが伝わる正しい表現となる。

間違って使った場合、例えば
「これは、私でも作れないよ。」
(ほら、私ってなんでもできるじゃない!?だから、この私が作れないってことは
そこいらの凡人たちは誰も作れないはずなの、それくらい、難しいんだよ)となる。
聞いた側は、「えっ、自分のこと過剰評価し過ぎじゃない??」となるわけだ。

意図せずして、私はこの間違いをすることがある。
後から思い出して、あ〜、恥ずかしっと
一人赤面する。

正しい使用法  「でも+肯定」
間違った使用法 「でも+否定」

何度も失敗を繰り返し
おかげで「でも」使用の成り立ちだけは
しっかりと理解できたのである。