いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

日本人の遺伝子

今日の朝日新聞の耕論「未知の脅威制するには」の
磯田道史先生のこのコメントを読んで、驚いた。

【 なぜ、日本人は歴史から学ばないのか。「考えたくないことは、起きないことにする」という習慣があるからです。「もし××だったら」という反実仮想の習慣を日本人は戦国時代以来、退化させてきました。前年と同じことが予定調和に起きる緻密な水田農耕を続け、親の言うことを聞くDNAを受け継いできたからだと思います。】

これって、先日私がこのブログに書いた「コロナウィルスに見るこの国の大きな失敗」の内容と通底している!
ちょっと嬉しくなった。

農耕民族の遺伝子は、感染症対策に適していない。
特に、コロナウィルスは、人によって症状がさまざまで
無症状の人もいる。
原因に対する結果の振り幅が大きい時
農耕民族のDNAを持つ人ならば、おそらくフリーズしてしまうに違いない。
日本人の多くが農耕民族の遺伝子を色濃く受け継いできたとすれば
今のコロナウィルス対策の後手後手の日本の現状はとても納得がいく。

政府が、何やらとんちんかんな後手後手政策を打ち出しているが
そこには、感染症から国民を国を守ろうという意識が全く感じられない。
とりあえずのやってる感、人の目があるからのやってる感。

もし、海外からの批判がなければ
日本はなんにもやらなかっただろうと想像してしまう。
人の目があるから、とりあえずやっとこうというやってる感。
ここでいう「人」は外国である。

そうすると、やはり、この国は、国民のことは考えていない。
何のための国であり、何のための国家なのだろう。
国は誰のためにあるんだろう。

こんな国なんていらないんじゃないだろうか。
日本人の心のどこかに、棄国意識があるのかもしれない。
だから、水も土地も森も企業も海外勢にどんどん売ってしまってるのかもしれない。

そんな国で、国旗を掲げ、国家を歌わせ、愛国心を押し付ける。
本当にもう、狂っている。

コロナウィルスは、日本人の遺伝子より上手であろう。
それでも、政府は意気盛んに、ウィルスと闘うとか、制圧するとか、口先だけでモノを言う。
まるで、太平洋戦争時の大日本帝国である。