いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

アリとキリギリス

今の世界に
イソップ物語の「アリとキリギリス」が重なるのは
きっと私だけではないはずだ。

新自由主義が、この世の中に大量のキリギリスを発生させた。
それも、結構、たちの悪いキリギリス。。
そしてそのキリギリスは、アリが生産したものを根こそぎ収奪していた。
その収奪ぶりは、結構絶妙に隠蔽されていて
アリは、せこいキリギリスの行動に気づきながら
行動を起こせずにいた。

アリは、目の前の生活に必死だった。
アリがキリギリスに文句を言っても
その声は、キリギリスのかき鳴らすバイオリンの音に
消されてしまうから声を上げても無駄だと考えた。
それどころかアリよりずっと大きいキリギリスに
殺されてしまうかもしれないと考えて身動きが取れなかった。

ところが、パンデミックとなった今
たちの悪いキリギリスたちが信じられないことをやりはじめた。。
効果の薄い布マスクをつけたり
アリたちにその布マスクをばらまいたり
キリギリス生活を動画で発信したり
アリから収奪したものを独り占めしようとしたり。。


キリギリスのあまりの迷走ぶりと虚構世界が暴き出され
アリたちが、キリギリスにものを言い始めた。

世界は、宇宙は、必ずバランスを保つ。
過度に傾くと、必ず揺り戻しが必ず起こる。

今、目の前で起こっていることは
その揺り戻しだろう。