いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

一難去ってまた一難

長く患っていた子宮内膜増殖症を
めでたく(?)閉経を迎え、病をおそらく克服できて
小躍りしていたのも束の間

少し前から、口の中がおかしい。
朝起きると、めちゃくちゃ口の中が気持ち悪い。
歯が浮いた感じがする。。。
歯がのびた気がする。。。
歯茎が老化している気がする。。。

昔から、固いものでも何でもこい!!という感じで
何でも口の中に放り込み、ガリガリとかむのが普通だったので
自分の歯は強いのだと思い込んでいた。

ここのところ、おそるおそる食べる。
固いものを食べたいけど、躊躇する自分がいる。

口の中の違和感は、時々なくなるけど
最近では違和感を忘れることがなくなってきた。。
これはまずいかもしれないと思いながらも
なかなか自分の口腔の老化を認められず
そんなはずはない、きっと一時的なものだと
必死で思い込んでいたものの


昨日、とうとう、自分の心の内ではこの不安を抑えきれなくなり
夫にそっと尋ねてしまった。
「あのさあ、歯茎が気持ち悪いこととかってある?」

夫は、そんなことはないよ、と返事をしたあと
私が忌避してきた言葉を、いともなく放ってきた。
「それって、歯槽膿漏じゃない?」

あーー、やっぱり?
やっぱり、そうだよねえ。。
あーー、そうだよねえ。。
それだよねえ。。。

すぐさま、私はあるドラマの一場面が頭に浮かんだ。。
何のドラマだったか
女の人が、おばあさんの入り口に近づくと
つまりは閉経後の女性が、歯の調子が悪くなり
歯がどんどん抜けていく、、

その光景が頭の中をぐるぐると回って
歯を失うかもしれないという恐怖で
昨夜はゆっくり眠ることもできないという
チキンハートの自分であった。

私にとって、閉経を迎えるということは
婦人科の病気が完治に向かうということとイコールだったので
閉経後は、バラ色の人生が待っていると思っていたが
そうは問屋が下ろさなかった。

閉経後に若さを取り戻せるかのような
とんちんかんぶりの自分がおかしくなる。

年をとるということはこういうことで
そういう自分を受け入れて行く自分から逃げることなどできないんだなあ。。

今朝早く、歯医者さんの予約をとったことは言うまでもない。