バブル崩壊後、この国の政治は、大企業と結託し
総力を挙げて、労働者の雇用環境を悪化させてきた。
賃金は抑えられ
非正規の雇用形態の増加は
正社員のパイの取り合いにつながる。
しかし、その戦いに勝ったとて
それで、一生安泰という時代は、とうに終わってしまった。
働くとはなにか
お金とはなにか
自由とはなにか
生きるとはなにか
この国の学校は、子ども達に夢や希望ばかり語らせる。
そうすることで、子どもたちに、日本社会の実態から目を背けさせようと
必死になっているように見えてしまう。
学校がやっていることは
国や大企業の片棒を担いでいるようなことではと思ってしまう。
大人が子どもに
特に今の日本の子どもたちに伝えておくべきことが
この本には書かれている。
内容を実践するか否かは、別にしても
社会システムに飲み込まれてしまわないための
心得としては、とても役に立つと思う。