いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

手間もお金もかかったズボン

夫と喧嘩をした日

夫は、ワタシに黙って

こっそりネットでチノパンを注文してた。

 

喧嘩の嵐も通り過ぎたころ

そのチノパンが届いた。

受け取ったのはワタシ。

 

イオンのネットショッピングサイトから購入したというそのズボン。

イオンなら、車で10分ほどの距離にあるのに

なにゆえ送料550円まで払って、ネットで買うのだ!?

 

ワタシの小さな怒りの炎を察知した夫は

こっ、これはさあ、イオンの店舗にはなかったから

仕方がないから、ネットで買ったんだよ、、説明。

 

それなら、しょうがないかと、気持ちも落ち着きかけたころ

今度は、ズボンに足を通した夫が、素っ頓狂な声を上げる。

 

なんだ、サイズが違うじゃないか!!

 

普段着ているのと同じ股下サイズを注文したというのに

どこからどう見ても、裾を切って補正しなきゃならないレベルで

股下が長い。

注文間違いかもしれないとタグを見たが、そうではなかった。

さらに、夫は、自分が思っていたスタイルとは違うと言い始める。

 

それなら、返品すればいいのにと言ったら

せっかちな夫は、すでに、タグを外してしまっていた(泣)

 

このままでは、数千円が無駄になってしまう。

何が何でも、夫が気に入ろうが気に入るまいが

夫には、必ず、このズボンをはいてもらおうじゃないの!!

 

夫は、イオン店舗内にあるマジックミシンに持っていけばいい。。なんて

軽く言うが、これ以上、このズボンにお金をかけて、たまるものですかっていうの。

 

ワタシは、ミシンを出して、裾上げに取り掛かった。

不器用でズボラなワタシも

不思議なもので、こういう時は、手間も時間も

ちっとも惜しくない。

 

なにはともあれ、無事裾上げも完了した。

手間もお金もかかったズボン。

もう2度とごめんである。