いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

オトナのみなさま

息子の通う中学校が

今年度「コミュニティスクール」とかいうものに指定された。

 

指定されたというと、特別に選ばれた感があるが

そこは、やはり、根回しジャパンである。

 

なんのことはない。

校長先生が、うちの学校で

コミュニティスクールやりたい、やりたいと手を挙げて

ま、それなら、どうぞ的に

教育委員会からゴーサインが出たのが実際のところ。

 

さて、学校から

「コミュニティスクールに指定されました」と

えっへん的なプリントを息子が持ち帰った時

はて、コミュニティスクールとは何ぞや、、と

調べてみた。

 

文部科学省のホームページに、このように説明があった。

 

『コミュニティ・スクールは、学校と保護者や地域の皆さんがともに知恵を出し合い、学校運営に意見を反映させることで、一緒に協働しながら子供たちの豊かな成長を支え「地域とともにある学校づくり」を進める法律(地教行法第47条の5)に基づいた仕組みです。』

 

うーん、分かったような、分からんような。

いったい何をするんだろうか?

 

それからというもの、このコミュニティスクール関連のお知らせがたびたびある。

けど、それらは、ほぼ、地域行事や奉仕活動に参加しよう的なモノ。

なーんだ、コミュニティスクールなんて、カタカナ言葉を使うほど

目新しいものでもないじゃないの、、と思いながら

学校からのお知らせに目を通していた。

 

その時!!

いやいや、びっくりするほど目新しいモノを見つけてしまった。

そこで、見つけたものとは、コミュニティスクールの活動の趣旨の中に

埋め込まれていた奇妙な言葉。

「大人の皆様」

 

〇地域貢献活動を通して、子ども達が「大人の皆様」の役に立ち、、

〇これらの活動を通して、「大人の皆様」に喜んでいただく、、、

 

こんな文章が当たり前のようにつづられている。

 

子どもは、オトナのみなさまのために存在するのか?

子どもは、オトナのみなさまを喜ばせなきゃならないのか?

 

途端に違和感を覚え、気持ち悪いものを感じた。

コミュニティスクールの構想が

「大人の皆様」という奇妙な言葉で語られたとき

戦争、勤労動員、学徒動員、学徒出陣を想像させたからだと思う。

 

この時、瞬間的に思った。

ワタシは、オトナのみなさまには、なりたくない。

コドモのみなさまのオトナでありたい。