いつまでも暖かくて
季節感をすっかり失いかけていたが
気づけば、もう11月。
今年も残りわずかである。
長男は、現在中学3年なので
目の前に高校受験を控える
れっきとした受験生であるはずなのだが、、
部活を引退した7月になっても
夏を制す者は受験を制すの8月になっても
2学期が始まった9月になっても
実力テストを受けた10月になっても
受験とは、まるで、どこか遠くの世界の出来事でもあるかのように
彼は、のほほんと気ままに過ごしてきた。
そんな息子を見ているこちらのほうが
おいおい、大丈夫かと
毎日はらはらドキドキの連続だった。
先日、中学校の三者面談で
とうとう受験校を決めなければならなかったのだが
そのとき、担任の先生に思い切り言われた。
「かなり厳しい戦いになりますね」
優しい口調だが
どストレートの先生の言葉に
さすがの息子も、これは、まずいと気づいたらしい。
あれから、机に向かう時間が増えてきた。
息子の勉強スイッチがどこにあるのか
長年、あちこちと探してきたけれど
どおりで、見あたらなかったはずだ。
彼の場合は
お尻に直接着火しなくちゃならなかったらしい。