朝起きて、心に浮かんだことをノートする。
いいことも悪いことも。日記のように。
それから、20分ほど近所を散歩する。
朝食やお弁当を作ったあとには
トイレ掃除と玄関掃除と床みがき。
誰に課せられた訳でもない。
それはいつのまにか日課となっていった。
毎日毎日そうするうちに、気がついた。
「振り子を止めている!!」
いいことも悪いことも
大きなことも小さなことも
日々の生活で起こる出来事により
心と体の振り子が自ずと揺れる。
揺れて揺れて制御が効かなくなると
体調を崩し、精神的に落ち込む。
だから、一日の始まりにリセットする。
朝起きてからの一連の行動は
そのための儀式のようなもの。
何となく始めた日課が
思いもよらぬ効果をもたらした。
リセットされ、気持ちがスッキリするから
それらが苦もなく続けられる。
そして、日中振り子がどんなに揺れても
大丈夫だという確信にも似た
自分への信頼感を取り戻せる。
私の振り子を止めるのは私である。
今日は、いいことがあった。
今、揺れている振り子は、明日の朝には
また、静かにとまる。