いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

中途半端はいいことだ

久しぶりの更新である。

書きたいことは頭に浮かんでくるのだけれど
その頭の中を整理できない日が続いた。

思いが言葉にならず、悶々としている間に
うちの小さな庭にも草がぽつぽつと目立ち始め
枯れていたハーブから新しい芽がちらほらでてきた。
子どもたちは、インフルエンザや溶連菌と戦い
決戦の末、今は各自の持ち場へと散って行った。
夫は、滅多にない東京出張があの40数年ぶりの大雪の日だという
貴重な体験をした。

そして、私は。
この冬を言葉にならない思いに感情が振り回され
時として理性をなくす自分を深く反省しながら
じっとこの春を待っていたような気がする。

目に見えて進歩もなく
ただ繰り返される毎日を
目の前のことだけをこなしていく毎日を
ただ今だけを生きているような毎日を
そして、その中に
じっとじっと深く身を沈めていたら
ときどき、じわっとご機嫌でいる自分がいた。
はっと気づいたのだ。
あーー、日常ってなんて中途半端なんだろうって。
中途半端ってなんて心地いいんだろうって。
そして、私って、なんて中途半端な人間なんだろうって。
だから、力を抜いて身を任せるって、なんて居心地がいいんだろうって。

一日の、一週間の、一年の、一生の計画は
およそ半端で終わってしまう。
いや、半端で終わることが普通なのだ。
だって、半端な人間だもの。
それなのに、計画通りに進まないと
不満を抱え、不機嫌に過ごしてきたこれまでの日々。
あーー、もったいないことしたなあ。
中途半端な道を歩んだ自分を
おそらく今後も中途半端に生きる自分を
受け入れ、認めたら、
そこにご機嫌な自分がいた。

私の後ろには、半端な日々が存在し
私の前には、この先も半端な日々が続いている。
半端な日常、バンザイ!!