いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

お墓参り

お彼岸に縁がある。
いや、縁があると思っている。
うーん、縁を作ったのかもしれない。

私たち夫婦は、春分の日に結納をし
秋分の日に結婚式を挙げた。
祝日で、仕事も休みだしということで
決めたことだったけれど
もしかして、何かの縁かも!?と思うことに決めた。

それぞれの記念日は、ちょうどお彼岸でもある。
ご先祖様への感謝の気持ちを忘れないよう
そして、二人をつないでくれた「縁」を感じに
毎年お墓参りをすることにした。
もう、かれこれ、10年ほどになるかなあ。

今年の春分の日は、息子の卒園式だったので
ちょっと遅くなったけれど
昨日、お墓参りに行った。
お墓に水をあげ、お線香をあげ、手を合わせる。
ただ、それだけなのに
毎回、心が洗われる。
それは、主人とて同じで
お墓参りに行った後は、きわめて
夫婦関係、親子関係が良好になる。

何せ、お墓参りに行った直後の私は、かなり優しい。
夫や子どもたちを寛大な目で見ることができるのだ。
(まるで、観音様のよう。。)
普段、カリカリ、イライラする自分が
しばらくの間、なりを潜める。

昨日だって、帰宅後早々、自分だけお酒を飲んで
いい気分になり、9時前には高いびきで寝入った夫を
まあ、仕方ないわねえと、許せてしまう。

いつもの朝なら、「昨日は、いびきがひどくて眠れなかったわよ!!」
と嫌みのひとつでも言わねば気が済まない私も
今朝は、機嫌良く、「おはよう」と夫と挨拶を交わす。

けれど、日が経つにつれ、くらしの雑事に追われ
お互いの存在に感謝することを忘れて、けんかする。
(けんかと言っても、ほとんどの場合、私が勝手に機嫌を損ね
夫を攻撃するというものである。。)

ご先祖様への感謝の気持ちを忘れないようにと始めたお墓参りだけれど
行くたびに、ご先祖様から、こう言われている気がするのだ。
「ほらほら、また心が歪んできたねえ。。ここで立て直してお行きなさい」と。

そんなお墓参りが、私には、お盆とお正月ではきっと足りない。
お彼岸のお墓参りも合わせて年に4回のペースで
ご先祖様に「喝!!」をいれてもらっているのである。