いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

全然、大丈夫!?

先日の朝日新聞の読者欄の記事を興味深く読んだ。
それは、ある読者が投稿した
全然大丈夫はOKか?ということに対しての
他の読者の意見が書かれているものだった。

そう言えば、学校で習ったような。
「全然」の最後は否定で終わる、と。
全然、◯◯でない。というふうに
文章は作られなければならない、と。
だから、全然大丈夫は、おかしいわ。。
私は、学校で習ったように
全然を否定形で使っているし、、
これは若い人の使い方なんだわ、きっと。
そう思いながら、新聞を閉じた。

そして、その夜。
一日の疲れが出たのか、食後の後片付けをしながら
私は元気がなかったらしい。(自分ではきづいていなかったけれど。。)
すると、そんな私に、夫が声をかけてきた。
夫「ねえ、具合悪い?大丈夫?」
私、「全然大丈夫。」

えっ、えーーーー。
私、今、「全然大丈夫って言った????」
自分であっけにとられた。

その後よくよく、全然の我が語法を注意深く
観察してみたところ、
「全然、平気」
「全然、いいよ」
「全然、ステキ」

なっ、なんと、すべて肯定で使っているではないかあ。。
知らず知らずのうちに、私のような中年の間にさえ
「全然肯定型」がすっかり浸透していた。
言葉とは、生きているのだなあと
感心し、最初の意見は、すぐさま忘れるのであった。