いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

「フェイクニュースの見分け方」烏賀陽弘道

 

フェイクニュースの見分け方(新潮新書)
 

ネットで誰もが情報を発信できるようになり

情報の選別が難しくなったこの時代に

まさしく、これは、なくてはならない技術だ。

フェイクニュースの見分け方」

著者がこれまで得た知識や経験そのものが、フェイクニュースの見分け方につながる話が非常に興味深く、そして非常に役に立つものだと思った。

 

数十年前、私が子どもの頃、ネットもなく

情報は、新聞やテレビ、雑誌、そして口コミという時代には

新聞とテレビは信頼し、雑誌等はややあやしく

口コミは大いに疑ってかかったものだった。

 

新聞、テレビは、フェイクニュースを見分けると同時に

言葉による欺瞞やごまかしを見破る必要がある。

元朝日新聞記者である著者が、それらマスコミの言葉によるごまかしの見破り方を

具体例をあげて詳しく説明している。この本を現役新聞記者たちが読んだら、どんな気持ちになるのだろう。。

 

この本は、各章の終わりに、フェイクニュースの見分け方のポイントが箇条書きで

すっきりとまとめてあった。

読者に伝えたい、、そんな著者の気持ち、著者の読者への愛が、こういう小さなころから伝わってくる。この本は、いろんな意味で本物だ。