いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

働くことの罪

仕事をやめたい、やめたいと思っていた時
ある人にこう言われたことを
仕事をやめた今でも
ことあるごとに思い出す。

「余計なことを考えるから、仕事をやめたいと思うんだよ。
だから、家を建てて、借金すればいい。
家があるから働く意欲が出るし
借金があるから、必然的に働かなければならない、
働くことで暇な時間がなくなるから、余計なことを考えずに済む。
そうすれば、ずっと働けるんだよ」

これを聞いた途端、この人とは、絶対分かり合えないなと
直感的に思った。
あの直感的感覚は何だったのだろう。
あの人は、私に一体何を伝えたかったのだろう。

「所有と借金こそが、自らの労働意欲をかき立てる。
労働することで思考意欲を手放すことができる。
思考意欲がなくなれば、仕事をやめたいと悩むことがなくなる。
考えることをやめろ。。」

考える時間も意欲を奪われるために
働くために働くことは
私にとって、罪である。

自分で自分を「奴隷」として社会システムに差し出すために
所有と借金のために働くことは
私にとって、罪である。

ああ、彼のあの助言は
生きるための働き方アドバイスではなく
死ぬための働き方アドバイスだったのではないだろうか。。
ぞぞっ。。。