いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

よく磨き、よく寝る

口の中が、歯の調子が、歯茎の調子がここのところずっと変で
もしかして、やっぱり、歯槽膿漏かなあと思いながら
それでもその現実に向き合いたくなくて
ずっと気付かぬふりをしてきたけれど
歯槽膿漏によって歯が抜けてしまうかもしれないという
恐怖感に襲われ、ようやく、歯医者さんに行く決心がついた。

そして、先日、行きつけの歯医者さんに行く。
私は、病院というもの、先生というものは
たいてい苦手なのだが
この歯医者さんは、全然大丈夫。
それは、自分の痛みや不安や症状をすべて聞いてくれるから。
とても優しい歯医者さんなのである。

今回も私は、私は、安心して先生に全てを打ち明けた。
歯が浮いて、抜けそうで怖い。
ここもおかしい、あそこもおかしい。なんか口の中が変なんです。。
先生、一体どこがおかしいんでしょう!!

うん、うんと全てを聞いた先生は、私の口の中を見て
独り言のようにこうつぶやいた。
「歯茎の状態はそう悪くないんだけどなあ、、」

えっ、えっ、そうなんですかあ。。
直前の自分の悲壮な訴えがちょっと恥ずかしくなる。

先生の診断によると、どうも歯茎の一部が炎症を起こしているみたいだが
それ以外は特に悪いところはなさそう。
とりあえず、抗生剤を飲んで様子見ということになった。

そして、先生ひとこと。
「最近、おつかれですか?寝不足とか、ストレスとかないですか?」

ストレスや寝不足で歯茎に影響が出ることがあるらしく
私の症状はどうもそれに当てはまるらしい。

たっ、確かに。
最近とっても寝不足なんです。
youtubeの見過ぎで。。

とは、おくびにも言えず
「確かに、寝不足かもしれません」という私。

すると、先生はこう言った。
「よく磨いて、よく寝ることですよ。」

私は、好きな人の言うことなら
非常に素直に受け入れるタチなので
その日から、よく磨いて、よく寝るようになった。

以来、私の口内状況は見る見る間に改善し
1週間で治療を終えた。
今では、歯が全く気にならず、ごはんもおいしく食べていて
あの恐怖感がまるで嘘のようである。

よく磨き、よく寝る。
更年期の私の座右の銘にしようっと。