いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

黄色いホワイトデー

3月14日ホワイトデーの前日の日曜日。

中学生の息子が

ワタシにバレンタインデーのお返しを何か買ってくると言う。

 

いやいや、そんな、とんでもないと

丁重にお断りした。

 

息子にお金を使わせてまで、、というのはもちろんあるけど

今年のバレンタインデーにワタシが渡したものといえば

失敗作のクリームチーズケーキを

冷凍庫で固めたという、詐欺的アイス。

お返しなんて、とんでもございません。。

 

すると、息子は、こう言った。

「じゃあ、今から、卵焼きを作ってあげる」

 

なにゆえ、卵焼き?

あえてそこは、聞くまい。

 

不器用な彼が、慣れない手つきで

卵焼きを作る。

要領が悪くて、危なっかしいから

ついつい口も手も出しそうになったが

ちょっかいを出せば、へそを曲げてしまうのは

目に見えている。

ここは、ぐっと我慢。

 

あちっ。。とか

まずった。。とか

言う声にドキドキしながら、出来上がりを待った。

 

さて、卵2個でつくったその卵焼きは

若干焼きすぎ感はあったものの

甘くて、ふわふわで、なかなかおいしかった。

 

子どもからもらうものは

お金で買ってくれたものより

こういうもののほうが、とてもうれしい。。

 

今年のホワイトデーは

ワタシの思い出に

ホワイトデーと卵焼きというまさかの組み合わせが

できあがった記念の日となった。