いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

「失敗の科学」マシュー・サイド

 

失敗は、なぜ起こるのか。

 

失敗は成功の母、、という。

 

医療業界では、母(=失敗)を

無意識的に葬り去る何とも恐ろしいシステムがあり

航空業界では、母(=失敗)を

丁重に扱って、次の重大な失敗防止につなげる

未来志向のシステムがある。。。

 

医療業界も航空業界も

失敗は、即、人の命に関わるのに

失敗に対する組織の姿勢は、なぜこれほど両極端なのか。

 

本著では

医療業界と航空業界の実例をもとに

それにまつわる具体的数値を示しながら

「失敗」が起こるメカニズムを

丁寧に解説している。

 

本著に書かれている失敗の発生メカニズムは

組織のなかに身を置いたことのある人なら

誰もが大なり小なり経験していることだろう。

 

日本人は、他国に比べ、過度に失敗を恐れるという。

それは、そうだろう。。

今の学校教育は

子ども達から失敗することを取り上げているし

大人になると

一度失敗すれば、二度と立ち上がることのできない

社会構造が年々強化されてきたのだから。。

 

人間に失敗はつきものだし

失敗して、なんぼのモノ。。

アラフィフになっても

そんな気持ちを忘れたくないと思ったら

 

なんだか、新しいことを始めたくなりました。。