いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

「経済学は人びとを幸福にできるか」宇沢弘文

 

先日読んだ

竹中平蔵 市場と権力」佐々木実著。

 

kareiko.hateblo.jp

 

これを読んだら、経済学っていったい何なの??(怒)

と思うようになりました。

 

てことで、本物の経済学者の思想を知りたいと

この方の本を手に取りました。

 

日本を代表する経済学者 「宇沢弘文

 

自動車の社会的費用や社会的共通資本の論理など、あまりにも有名なのに

恥ずかしながら、ワタクシ、今回、著者の本を初めて手に取ったわけです。

初めて手に取る本が、専門的なものだったら、読めないかも、、と躊躇し

氏のこれまでの講演や著作のダイジェスト版的なこの本を選びました。

 

で、読んで、驚愕しました。

何が、驚きって、政治と一体化して経済システム主導して作り上げた経済学者に「経世済民」の思想が欠けている一方で、経世済民の思想に満ち溢れた本物の経済学者を学校では教えないということに。

そして、やはり、何よりも、宇沢弘文の存在に。

 

本著で、誰もが知ってる有名な経済学者「ケインズ」の逸話を知って

ワタシたちが、学校で教えられていること、また、社会が良しとするものや

マスコミが垂れ流している情報に対して、もっともっと警戒すべきだと思いました。

 

そして、最後に、、

竹中平蔵は、実は、宇沢の本を読んだことないんじゃないの??

そんな疑問がわきました。