いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

負ける体

今朝、目覚めると、自分の体がやけに重い。
いつもなら、起きるとさっと体を動かせるのに
今日は、どっこいしょ、という感じだった。

こどもをおんぶしていた頃のように
両肩がずっしりと重い。
目には見えないが、気配は感じる。
今日の私は、絶対に朝から何かを肩車しているのだ。

カーテンを開けると、夜明け間近の空は
朝焼けだった。
あーー、やっぱりなあ。
この肩車が確信に変わった。

このところ、いい天気続きだったので
体の動きがよかっただけに
朝焼けを見て、今日は雨なんだなあと思った。
どおりで、気圧が下がって、体が重いはずである。
今日一日、肩車したまま過ごさねばなるまい。

数年前までは、気圧の変化なんて
全然気にならなかったのに
最近では、敏感に感じるようになった。
若い頃、雨が降れば、古傷が痛むとかいう話は
えー、それって気のせいでしょおーー!!と
思っていたけれど、
年を取って、実際に経験してみなければ
分からないことがたくさんあるらしい。

気圧にさえもすっかり負ける体になってしまったけれど
体と自然が一体になることもそう悪くはない気がする。
負ける体を得て、世界を感じることも
なかなか感慨深いものだと思いながら
重い空気をしっかと肩で受け止めて
このブログを書いているのである。