いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

宙ぶらりんに耐えるチカラ

スイートピーが咲き始めました」

 

先日、母から、写真付きのラインが送られてきた。

 

ワタシの母は、花や野菜を育てるのが、とても好きらしい。

 

登山家が、そこに山があるから山に登るのだ、、みたいに

母は、そこに土があるから種を蒔くのだ、、という感じ。

 

えっ、こんなところにまで!?というような

家の周りのちょっとしたところで、花や野菜を育てる強者である!?

 

そんな母に育てられたワタシだが

ワタシは、植物を育てるのが、苦手。

鉢植えの花もうまく育てたためしがない。

 

花がだめなら、観葉植物。。

と勢い込んで買ってみたこともあったが

それらもいつしか元気がなくなり

気づいたら、夫が育てている始末。

 

植物をうまく育てられない理由は、なんとなくわかっている。

 

それは、せっかちなのだ。

それは、結論を急ぎがちなのだ。

ネガティブ・ケイパビリティ(=宙ぶらりんに耐える能力)が

低いのだ。

 

植物が、元気がなかったり、ちょっと枯れたりすると

もうだめだ、、すぐに思ってしまう。

 

もう少し、待ってみよう。。

このまましばらく様子をみよう。。

とはならず

 

さあ、さあ、さあ、白か黒か、丁か半か、、と

信長のホトトギス思考に陥りがち。

 

植物でも、動物でも、人間でも

それらに接するときに、一番大切で必要な能力は

ネガティブ・ケイパビリティなのかもしれない。

 

そう思うと

母が育てたスイートピーの花が、

そして、母のことが、ちょっと違って見えてくる。

 

ワタシも、何か、育ててみようかなあ。。