いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

のどが渇いた

はい、お土産!!

夫から、コーヒーの木を渡された。なんでも、知り合いの人からもらったそうだ。

 

ワタシは、植物をまともに育てたことがない。

すぐ枯らしてしまう。

以前、観葉植物にあこがれて、観葉植物をやたらと買った時期があった。サンセベリアとか、パキラとか、ポトスとか、、しかし、どれ一つ、まともに育てたためしがない。

 

あまりに枯らしてしまうので、ワタシは植物の世話をすることができない人間なのだとあきらめた。ワタシは、こういうあきらめだけは、異様に早いので、以来、ワタシが選ぶ観葉植物は、すべてフェイクである。

 

ワタシがちっとも育てられなかったかつての観葉植物たちは、夫がよみがえらせ、その後、なぜかすくすくと育っている。水が足りなかったのか、栄養が足りなかったのか、日光が足りなかったのか、愛情が足りなかったのか、、観葉植物にぜひとも聞きたいところである。

 

さて、話をもとに戻しましょう。

そう、植物をまともに育てられないとあきらめていたワタシのもとに、突然、小さなコーヒーの木がやってきた。はじめは、コーヒーの木にではなく、パイナップル模様の鉢に一目ぼれ。あまりにかわいくて、ダイニングテーブルに置くことにした。そうして、コーヒーの木と四六時中過ごすことになった。

 

コーヒーの木が、我が家にやってきてから、1週間ほどたったある日のこと。その日は、コーヒーの木の様子が、これまでとは、明らかに違っていた。葉っぱが、うつむき加減になって、しなっと垂れ下がって。。そして、それは、コーヒーの木が、力を振り絞って、ワタシに必死に語りかけてるみたいだった。

「の、のどが、渇いた。。み、みずをください。。。」

 

あわてて、水をあげたら、コーヒーの木は、途端にしゃっきーーんとなって、思いっきり息を吸って背伸びをするみたいに、葉っぱをぐーーんと広げて、とってもご機嫌になったのが分かった。

 

植物を育てる楽しさって、こういうことかな。。

ようやく、なんとなく、分かったような気がした(遅すぎ)