いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

「先生」じゃない

息子の通う中学校でも

ぽつぽつとコロナの感染者が出ているらしい。

先日は、同じクラスの子が感染したらしい。

 

らしい、らしい、、というのも

学校からは正式な連絡はないから。

情報は、子ども達の間で、漏れ聞こえてきたものだけれど

信憑性が高いものばかり。

 

同じ教室で過ごしているのだから、感染の可能性は誰もがある。

接触者の特定や、検査の勧奨なんかがあってもいいはずなのに

なんの連絡も入らない。

 

第4波、第5波の時は、情報はもっとオープンだったよなあと思う。

ひとりでも感染者が出たら、そりゃあもう、大騒ぎだった。

クラスや学年、同じ部活の子ども達は全員PCR検査を受け

学級や学年ごとに数日の休校措置なんかも取られていたはず。

 

今回の第6波は、子どもたちが多く感染している。

これまで以上に、学校が奔走すべき事態のはずなのに

なぜか、学校はだんまりを決め込み

すべてをスルーしているような感じがして気持ちが悪すぎる。

 

お上からのヘンな力が働いているのだろうかと

勘ぐりたくもなる。

 

まあねえ、学校というところは、お上の通達に敏感なところ。

おまけに、感染も個人情報なら、濃厚接触も個人情報と言って

いじめにつながり、差別につながりでもしたら

自分たちの責任問題にされかねないしで、大変なのも、なんとなくわかる。

 

だけど、こうすることで

学校は、子ども達にさらなる感染を広げ、それが社会全体の

感染拡大を引き起こすことは、誰だって想像できる。

ましてや、それが、社会的大罪であることは

先生という人種なら、やすやすと自覚できるだろう。

 

それでも、学校という組織にいる人たちが

お上の要請に従うことを優先し

自分たちの保身と責任逃れに奔走し

子どもたちの身体を、命を危険にさらすことに鈍感になっていくのなら

その人たちは、もはや「先生」じゃない。