いつまでも恨みがましいワタシは
子どもの頃の母親の言動を
苦々しく思い出してしまうことがある。
あの悶々とした気持ちが、どうにもこうにも消化できず
大人になって、それが言葉に言い表せるようになり
ある日、母親にぶつけた。
で、母の反応。
「そんなこと言ったっけ?」
「あれは、そういうつもりじゃなかったよ。」
と、平行線。
ちょっと腹が立ったついでに、いろんな話題が飛び出した。
すると、
ワタシが長年気にしていたことを、母はあっさり忘れてしまっていたり
母がずいぶんと思い悩んでいたことを、ワタシが気にもとめていないこともあった。
同じ過去の出来事に対しても
ふたりの間では、受け止め方がずいぶん違ってた。
親子と言えど、感じ方も考え方も違うんだなと思って、ハッとした。
親子だからというだけで
互いのことを知っているつもりになってたのかも。。
分かり合えなくても、理解できなくても
話が通じなくても、生きる時代が違っても、親子が続くなら
もう少し、親のことが知りたくなった。