長女が大学を卒業して、もぬけの殻になったワタシ。
もぬけの殻になって、ぼーっとしていたのに
今度は、突如、気が焦りだして
このままではいけないと思って
こともあろうか
この状態で、働こうと思い立った。
仕事をやめて、早10年。
この間、のんびり、ぼーっと過ごしてきて
働く気持ちなど、どこかへ行ってしまってたというのに。
すっかり血迷ったワタシは
速攻で、近所にあるドラッグストアの
求人募集のwebを開いて
応募欄にこそこそと入力する。
入力が終わったところで
血迷ってたワタシもちょっと冷静になる。
ね、本当に応募するの?
と、もう一人の自分が尋ね始めた。
とりあえず、入力画面の下にあるボタンを押して
確認画面を見ながら、もう一度考えようと
ボタンを押したら
なんと、確認画面もなしに
いきなりの、送信完了!!!
え、え、入力内容間違ってなかったっけ??
いやいや、その前に、あなた、本当に働けるの?
と、いまさらながらに自分に問いかける始末。
あーー、どうしよう。。と頭を抱えていたら
その日の夕方には、当のドラッグストアから電話があり
翌週、面接日をして指定され、、とんとん拍子にことが進んだ。
どうしよう、、
面接なんて、ン十年ぶりではないか。。
アラフィフだけど、接客業は、初めてだったと、、
不安の波がどんぶらこどんぶらこと押し寄せる。
血迷ったワタシは、さらに血迷い
本来なら、面接対策をしなきゃいけないところなのに
鏡の前に立ち「いらっしゃいませ」とほほ笑む練習をし始めた。
我ながら、本当に、もう、アホというほかない。
さて、いらっしゃいませの練習の甲斐もなく
しっかり、不採用となってしまった。
がっかりしたやら、ホッとしたやら。。
しかし、この不採用が、ぼーっとしてたワタシの頭をいい具合に刺激してくれた。
新しいことでも始めようかな、、とそんな気持ちが少し出てきた。
人生に無駄なことなどない。
家の中で、ひとり、いらっしゃいませと作り笑いしたことも
そう、決して、無駄にはならないはずだ(ということにしておこう)